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2014年8月22日金曜日
旅194日目 金色堂とお餅と 8月21日
ライダーハウスばるかん。
干していた洗濯物を取り込んで荷物整理して出発準備をします。
朝ごはんは和風パスタ(レトルト)あんまり美味しくない・・・
いざ出発!という時になって雨が降ってきました。雨が止むまで少し休んでから出発
しばらく走ると中尊寺に到着!幸いにも着くまで雨は降らず。
観光ガイドのおばちゃんが「これ持って行き!」とビニール傘を貸してくれました。
まだ雨降ってませんがせっかくなので借りて行きましょう。
参道を歩き始めてすぐに雨が!おばちゃんのおかげで濡れずに済みました。ありがとう!
お土産屋さんやお堂の間をずんずん進んでいきます。
弁慶堂。鳥居が倒してあるのはなんか理由があるのかな?
拝観券を購入して金色堂へ
おぉっこの景色は教科書で見たことがあります。
覆堂の中には金箔に覆われた金色堂(もちろん撮影禁止)
実際に目の前にすると迫力がありますね・・・!!
藤原清衡公が前九年、後三年の戦いで亡くなった命を平等に成仏させるために建てられた
ということだそうですが、一族の中で殺し合いが勃発し妻子も殺されてしまったらなにかにすがりたくもなりますよね・・・
ただそれが権力者だったのでこんな綺羅びやかなお堂が建ってしまったと。
芭蕉さんと蜘蛛の巣。奥の細道はよくわからないのであえて触れません!
旧覆堂。現在の覆堂が作られるまではこの木造の覆堂が金色堂を覆っていました。
やはり金箔を雨ざらしにするのは昔の人もためらわれたようで、鎌倉時代から金色堂は覆われてたそうですww
この覆堂も解体寸前は歪んで金色堂の屋根を潰しにかかってたとか・・・
新しいのができてよかったです。
讃衡蔵。国宝級の資料を多く保管してあります。なんともすごい世界でした・・・!!
中尊寺本堂。金色堂以外は火事で焼失したこともあったそうです。
さて先へ進みますか。
弁慶の墓。この近くの橋で仁王立ちで亡くなったそうです。
周囲はあらゆる店が景観配慮仕様になっています。ここまで徹底されてるのは初めてかも
しばらく走って一関へやってきました。
ひと口餅膳。
一関は餅文化が発達しており餅の種類だけで300ぐらいはあるそうΣ(゚Д゚)
江戸時代毎月2回餅を神様に供える風習があったのですが、年貢が厳しい中で自分たちの分はくず米などで作った不味い餅しか作れず、その餅をいかに美味しく食べるか試行錯誤していた結果餅文化が発達したそうです。
左上から生姜、あんこ、納豆、ごま、大根おろし、くるみ、えび、ずんだ、じゅうね
大根おろしは付け合せなので餅が入っていませんが、後は全て餅です。
隣のお汁はすましのお雑煮という徹底した餅っぷりww
一度にこんな餅の種類を食べたことがなかったのでちょっと感動。
僕は一番生姜が好きだったかも。
一関の人は今も餅をよく食べるそうで
人が集まったりお祝いなどの時におもてなしの気持ちを込めてお餅料理を振る舞うそうです。
ただ普段はこんなに多く作ることはなく、せいぜい2,3種類作るそう。
あんこ餅を一番最初に出し、最後はお雑煮で〆るというのが決まりだそう。
関西人からすると甘いあんこが一番先ってのがちょっと衝撃ですw
餅膳も結局甘いのは後回しにしてお茶と一緒に食べちゃいましたしね(;・∀・)
美味かった!
今からは岩手県とお別れし気仙沼に向かいたいと思います。
東北新幹線。シャッター間に合ったの初めてだけどあんまりアングル良くない・・・
田んぼの中を走りながら気仙沼へ!
初めてみる橋の形。
千厩のまちの駅。廃業した酒蔵の建物を利用しています。
千厩は源氏がここで千頭の馬を調達したことからこの名前になったそうです。
馬具の展示中。
酒蔵の母屋
入り口は和洋折衷
昔のお手洗い!
お風呂!
このあたりがしっかり残ってるの見るのは初めてなので面白い。
酒蔵の中も見せてもらいました。
広いスペースを利用して現在はホールとして利用中。
旧窯場。
東日本大震災の時は被災した酒蔵が一時的にここを利用して酒を仕込んでいたりしたそうです。
気仙沼まであと10kmほどになったときいきなりの雨に見舞われました。
雨粒が皮膚に刺さって痛いほどの雨。
こんなに土砂降りの中走ったのは久々です・・・
なんとかすぐに地元の直売所を見つけて避難。ほんと助かりました・・・
釜石のアホみたいにでかいかりんとう食べながら雨が弱くなるのを待ちます。
このかりんとう普通に手のひらと同じぐらいのデカさですww
なかなか雨が弱くならない・・・しかしここでずっと雨宿りするわけにもいかないので
久々のレインウェアフル装備に着替えて雨の切れ間を狙って出発します。
宮城県入り!
気仙沼の市街へ入ると津波の跡が多く残っていました。壁がなくなったビル
空き地も多い
とりあえず寝床を探さねば。
道の駅がないので公園でも・・・と思いましたが公園はほとんど仮設住宅になってる様子
なんとか見つけた公園も津波の被害そのままで立入禁止
沿岸だと道も土地も結構そのままの部分が多く移動もし辛い。
ネットカフェやカラオケは津波に流されてしまったようだし、ゲストハウスは満室だそう。
雨も降ってますし結構ピンチです。なんとか探さねば。
日が完全に落ちてからもスマホを駆使してなんとか新しくできたネットカフェを発見。
なんとか露頭に迷わず済みました。
やはりここから先は目的地を十分に調べてから進んでいったほうが良さそうですね・・・
走行距離:72.54km
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