2015年6月18日木曜日

旅286+5日目 奈良町家 6月17日

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ゲストハウス奈良日和り、奈良市のど真ん中にあるゲストハウスです。
オーナーさんが面白い人なのですが、今朝はなぜか居られず出会えないまま
昨日更新できなかったブログを書いて、荷物をパッキングして出発準備

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朝ごはんは昨日買って食べ忘れてた和菓子屋さんの半額わらび餅(笑)
奈良はわらび餅が有名らしいですね。美味い
今日はおそらく食べあるきになるのでこれでも大丈夫だろう・・・多分!

それでは奈良散策にいってきます!

奈良といえば東大寺とか薬師寺とかいろいろありますが、今日はどこも行きません。
修学旅行で行ってますし、知らない奈良最優先ということで街なかをぶらぶらしていきます。


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駅前から商店街を抜けて南下していくとなにやら良さげな雰囲気になってきました。
町家や古民家が集まる地域みたいですね。
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商店街もすごく狭い。
ぶらぶらしながら街の人と話していると
なにやら有力な情報をいただきました。



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町屋を利用したカフェ、環奈。
間口は狭いですが奥行きがあるほんとの町屋です。
1000年に1軒みたいなキャッチフレーズがつきそうな良い雰囲気のお店です。

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席に着くとほうじ茶と干し柿が出てきました。
さすが奈良、干し柿美味いです。

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そしてこれがお目当ての奈良の郷土料理「茶粥」です。
生のお米からほうじ茶で炊いただけの味付けもなにもしていないほんとの茶粥です。
漬物はしば漬け、ふき、奈良漬け、たくあん、生姜の甘辛煮
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茶粥はお漬物を添えて食べる以外に塩を振って食べたりするそうなのですが
この店では昔からある食べ方として
かき餅に醤油を塗って香ばしく焼いたものを
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そのまま茶粥の中にはめて食べたりします。
香ばしい醤油の香りが溶け出して、かき餅は表面が柔らかくふやけて美味しい。
奈良漬けも昔は嫌いだった記憶があるんですが、お酒が少し味わえるようになってきた今改めて食べると結構美味しいですね。
時間を置いてみるとまた印象も結構変わるもんだな~

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食後はこれ。今度はわらび餅ではなく奈良の吉野葛を使った葛餅。
わらび餅よりも少しコリコリしてて美味いなぁ(*´∀`)
ちなみに関東にも久寿餅ってのがありましたがあれとは全くの別物です。
久寿餅は発酵させた小麦を、葛餅は葛という植物から作られます。

美味しかったごちそうさまでした!

引き続き道を歩いていきますが、ずっと古民家や町屋の綺麗な町並みが続きます。
自転車で走らないのかって?こんな道を走ってちゃ寄り道できずもったいない(笑)
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吸い込まれるように右の和菓子屋さんの暖簾をくぐります
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ならまちかど博物館。古い機械が置いてあったり、体験できたり、話が聞ける場所のようです。
七尾とか富山とかとか会津とかにもありましたが、まちぐるみでこういうのされてると普段入りにくいお店とかも入りやすくて話しかけやすくてなかなかいいですよね。
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製餡機。これで茹でた小豆を絞るんですね。なるほど食べたくなってきた。

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誘惑に負けてちょっと休憩。
わらび餅2種と牛肥とあんこ。
あんこ美味いけどわらび餅にはやっぱきな粉だな~

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まだまだ続く古い町並み。奈良は碁盤の目で平らってイメージでしたが意外と坂もあるんですね。
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お願いごとができるらしい身代り申(さる)
どことなく感じる親近感、わが家を思い出すスタイルですIMGP6991
まちかど博物館のひとつ、砂糖屋さんで話をしながら休憩。
昔は砂糖の量り売りだけだったそうなのですが、現在はそれだけではやっていけず
いろんなお菓子、金平糖や飴、やゼリーなども作っているそうです。
柿の葉茶はどことなくどくだみ茶に似てるような味ですね。
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いただいた試作品の酒粕こんぺいとう。ん~美味しいけど酒粕負けてるな
食べたことないけどこういうのは百味ビーンズみたいにぶっ飛んでみてもいいんじゃないんだろうか
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観光地らしき場所はとっくに抜けたはずなのですが
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まだまだ古い町並みは延々と続いています。
さすが奈良、これだけ綺麗に古い町並み残ってるとこそうそうないんじゃないか?
どうなんだろ、こう見るとものを大事にしたり、災害とかも少なかったりするのかな?
少なくともこういう町並みが残せるからこそ奈良のお寺も脈々と受け継がれてきたんだろうな

もうしばらく南へと走っていると
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急に町並みが変わってきた気がします・・・
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もしやこれは・・・・
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天理市の天理教総本山。奥に見える木造建築がそうです。

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そしてその総本山の建物を取り囲むようにぐるりとなんとも不思議な建物群が(゚д゚)!
どうやらこれは病院だそう
こういう建物が総本山を取り囲むように建てられており、天理高校や天理大学もこの建物群の中に含まれています。
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そしてこっちは確か参拝者(天理教ではここが人類発祥の地で帰参者と呼ぶらしい?)が宿泊する宿舎、最初に見た町並みも全て宿舎で市内いたるところにあります。
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街なかを少し歩くだけでもそこら中に天理教のはっぴを着た人達
若い人が多いのにも驚かされます。

そうしてるうちに天理駅前で天理教の方に話しかけられました。
天理教総本山を案内してくれるとのことなので
警戒心と好奇心を天秤にかけながら着いて行くことにしました。

天理教の総本山は比較的自由らしく警備員らしい方も居られず中に入ることができました。
本殿の中央は天井に穴が空いており、そこが人類発祥の地で神が居られる場所なんだそうです。
張り替えられたばかりの畳の香りを嗅ぎながら見よう見まねで参拝。天理教は4拍手です。

本殿からは木造の広い回廊が続いており、靴を履き替えることなく全ての施設を回れるようになっていました。

天理教を約200年前に始めたとされる教祖の中山みき様は現在も存命しているとされ、
身を隠されたとされる拝殿には無人にもかかわらずしっかりとエアコンで空調管理がされているというハイテクぶり
過去の慣習に囚われ過ぎず新しいものを取り入れていく姿勢は大変素晴らしいと思います(・_・)



総本山を案内してもらった後、泊まる場所が決まってないなら1000円で宿舎に泊まれることを教えてもらい、雲行きも怪しいので今日はお願いすることに。

そして宿舎に到着し、部屋に荷物を運んだ直後
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外を見ると土砂降りの雨。ほんとにタイミングが良かったε-(´∀`*)ホッ
これももしや天のお導きなのでは・・・・・!!
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部屋は10畳なのでめっちゃ広い。布団も使えるので今日もぐっすり寝れそうです。

晩御飯は近くの食堂でちゃちゃっと済ませ
案内してくれた方に連れられて天理教の夕方礼拝へ
大きな本堂の中に何百人の人達が集まり、天理教の教えを手振りを入れながら唱えます
なかなかの迫力で気圧されてしまいました(;´∀`)これはほんとに心に響くひとはがっしりいかれる感じなんだろうな

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夜は宗教とは関係ない話で盛り上がりながら最初だけウイスキーの水割りで乾杯
ちょっと飲んだらあとは麦茶です(笑)
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ちなみにつまみはこれ、スーパーで見つけた奈良のお菓子、砂糖おかき
ほんのり甘い素朴な味です。

天気予報を見る限りでは明日は1日雨、うーんこの感じだと天理に連泊かなぁ・・・

走行距離:17.3km

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