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2015年6月22日月曜日

旅286+9日目 和歌山発見 6月21日

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和歌山市の公園の東屋。
起きると雨の音が辺りに響いていました。
これだけ東屋がでかいと雨に濡れる心配もなく安心して雨宿りできます。

適当に朝ごはん済ませて、片付けているうちに雨も止んだので出発します。

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紀伊半島は漆器も有名なんですね。あんまり知らんかった
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土砂降りの雨に見舞われて病院の軒下で一時避難。
今日は晴れ予報なんですがこういうのがあるとちょっと心配になってきます。

このまま国道を進むと高速入り口とトンネルが入り組んでてあんまり走りたくないな・・・
ということで迂回路を走ってみることにします。
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いきなりなにかの工場発見。
中野BC、日本酒や梅酒を作っている工場です。
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ちょうど9時になったところで、予約もしてなかったのですが工場見学快くOKしてくれましたε-(´∀`*)ホッ
どうやら社員さんが出勤途中に自転車をこぐ僕のことを見つけて気にしてくれたみたいです。

日本酒の仕込みは冬の間だけになるので
現在は梅酒の仕込み真っ最中
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とても甘い香りに誘われて覗いてみると大粒の梅が山盛り
梅ってこんなにいい香りするんですね(*´∀`)ほんとにフルーティー
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この奥のタンクで梅酒が仕込まれています。
遠くからでもいい香りが漂ってきます。

見学が終わった後はノンアルコールの梅ジュースの試飲をさせてもらいました。
これは美味しいぞ。うん梅ってこんなに美味いもんなんだな
前に飲んだ全国的な梅酒の香りとは全くの別物でびっくりしました。


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工場見学を終えて外に出ると一転空は晴れ模様。今日は気持ちよく走れそうです。
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和歌山市街を一望
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暑さと坂道と闘いながら紀伊半島を南下していきます。
あの山肌はみかん畑みたいですね
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有田のみかん資料館に到着!といってもたまたま見つけただけですが(笑)
中はほんとに何年前の資料やねん!といった感じのみかん資料が程よい少なさで展示してありました
昔の殿様が貧しい領民たちを見て、米が採れないなら山肌でみかんでも育てなさいと指示したことからこの辺りがみかんの一大生産地になっていったそうですね。
江戸時代には紀伊のみかんは江戸で大人気だったそうで、22kgのみかんが江戸の奉公人の半年分の給料(一両)ほどの値で取引されていたこともあったそうです。
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ここらへんで一番採れる温州みかんは11月収穫らしいのでまだまだ先ですね。
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あと有田は蚊取り線香の発祥地らしく、大日本除虫菊の工場が建っていました。
地元の人によると大正、明治ごろはこの辺りで除虫菊がよく採れていたそうです。


もうしばらくはしると湯浅という町に着きました
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古民家が立ち並ぶのどかな町並みです。
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町の入口にあるしらす屋さん?
この辺りはしらすもよく捕れるそうで、しらす丼が名物なんだとか
地図くれたり食べるお店を紹介してくれたりしました。
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釜揚げしらすの量り売りもできるということで100gだけ買わせてもらって
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さきほど教えてもらったこのお店に
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ごはんセットを注文し、先ほど購入したしらすも一緒に持ち込みでいただきます。
近所の魚屋さんで買った刺し身とかも持ち込んで食べれるそうで、こういうのは嬉しいですよね(*´∀`)
お漬物は紀州の梅干しと湯浅の金山寺みそ!
去年旅人の勇輔くんに分けてもらった金山寺みそようやく出会えました。
ここのは甘みが強くて美味しいな。
ご飯おかわりOKなのでしらすと、金山寺みそで美味しくいただきました。ごちそうさま!

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さきほど食べさせてもらった金山寺みそはこの太田味噌屋さんが作っているそうです
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まさにできたての金山寺みそ。
米から作った麹と大豆、麦から作った麹と塩、砂糖、野菜を混ぜて作ります。
その昔中国から製法が伝わりこの地で作られるようになりましたが
このお味噌から滴り落ちる汁の旨さに気が付き、使い始めたのが醤油の発祥なんだとか。
その後実際に醤油を製品化して日本に広めたのもこの湯浅からで
日本の食の歴史にとても貴重なものです。
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お店で売ってた醤油饅頭。ほんとにすごく香ばしい醤油の香りがします。美味い
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お店を出るときに味噌屋さんのお母さんが差し入れてくれた甘夏
・・・すごく大きいです。ありがとうございます!
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この建物は角長の醤油屋さん
さっきのはお味噌屋さんでしたがこっちは醤油専門に作ってます。
醤油の資料館も作ってあり、さっき書いた金山寺みそから醤油になる歴史についても解説してありました。
今回初めて知ったのですが、醤油の薄口、濃い口、たまりとかは使う大豆と麦の分量で変わるんですね。
薄口がより麦の量が多いとか知らんかったな~


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まだ湯浅町続きます。次は甚風呂
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昔のお風呂屋を利用した郷土資料館です。
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裏側にも入れるので昭和まで使用していたボイラが見れます
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昔のいろんな道具も展示中、なかなか楽しいです。
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うっかり女湯に迷い込んでも通報される心配はありません(笑)
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湯浅の無料休憩所
地元の方がボランティアで頑張っておられます。
冷たいお茶を頂きながらこの先の道やお店のアドバイス頂きました。
和歌山はなれ鮨に秋刀魚寿司、めはり寿司、まぐろの道具を食べるといいと貴重な情報GET
ボトルも冷たい麦茶でパンパンに満たしてくれてありがとうございました!


さあ出発!と思ってたところ声かけられてまた寄り道
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湯浅おもちゃ館、昔の古いおもちゃがたくさん展示してあります。
今日はイベントで年配の方達?が遊んでおられました
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その横でオススメされるがままに暑さにまけてかき氷いただきます。
ことし初のかき氷美味いなぁ(*´∀`)中に葛餅が入ってるのがまたいいですねこれ

さてそろそろ湯浅を離れなければ・・・というとこですがまだ寄らねばならぬ場所が
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稲むらの火の館。
その昔、湯浅が津波に襲われた時にこの村を救った浜口梧陵という人の記念館です。
奥には津波の資料館になっており津波に関する資料が見ることができます。

今から150年ほど前、この村が津波に襲われた時、夜で辺りが真っ暗で逃げ遅れた人が多く居ました。
その人達を助けるため、浜口梧陵は貴重な稲わらに火を放ち人々を高台まで誘導し多くの人が助かりました。
津波が去った後も浜口梧陵は米の配給や津波に備えた堤防作りに村民を雇ったりと村の復興に尽力しました。

津波の被害で亡くなってしまった人が居る一方、こうして津波に警戒し備え生き延びてきた人達も居るんですね。
こういった記録だけは必ず残していかねばなりません。

有田でおじいさんに寄りなさいと教えてもらった稲むらの火の館ですが
寄れて良かったです。ありがとうおじいさん!

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たまたま通りがかった浜口梧陵のお墓。
もっとみんなが知る名前にしないとあかんかもなぁ


今日は日高のライダーハウスに泊まる予定にしています。
湯浅が想定外にいい街で、面白いものがたくさんあり、いい人も多く時間を使ってしまい
日没まで結構時間が迫ってきてます。日高へ向かって急いでペダルを回します。

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海岸線ってアップダウンが多いので思うように進んでくれません(;´∀`)ひとまず休憩
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山の上には風力発電機
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ここから山越えルートです。パッと見ただけでちょっと気が滅入りますw
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みかん畑の斜面用トロッコ?これに自転車と荷物乗せたらあっという間に山越えできるんだろうな
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(;´Д`)ハァハァ
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ようやくここで半分ぐらい
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遠くでみかん畑の消毒中の農家さん。
「もう少しで登り終わりだからがんばれよ~」と励ましてくれましたが
上から見ると登りの序盤は序盤(笑)
でも人に話しかけられての足休めは回復力1.5倍なのですごく助かりました。
最後まで「みかんなくてごめんなぁ」と言ってた農家さん可愛かったです

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やっと一つ目の峠クリア!なにか出そうなトンネルを抜けて国道に合流します。
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2つ目の登り、何か出そうな不動産の横を頑張ってペダル回します

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日高に入ったところで寄り道。
湯浅のボランティアの方にオススメされていた八ツ房
紀伊の名物本なれ鮨を買いに来ました。
早なれ寿司は酢で〆た普通の鯖寿司に近いもの
それに対して本なれ寿司は塩漬けした鯖と白米を発酵させて作った昔ながらのお寿司です。
お店のお姉さんにいろいろ教えてもらいながら、ボトルに冷たい水入れてくれました。
ありがとうございました!


日高市街地から10kmほど自転車を走らせると今日の宿
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ライダーハウス良流来食堂
白いバンで日本一周されたお父さんがオーナーのお店です。
着いてからまずシャワーお借りして汗を流したら晩御飯
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焼きうどん定食と
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鯖の本なれ寿司
開けた瞬間からモワッと独特の香りが広がります。
味はふなずしよりは結構マシですが、香りが結構来るものがありますね(;´∀`)
頑張って食べます。このお寿司が無ければ今の寿司は無かったのですから
オーナーさんが出してくれた梅酒の水割りと一緒にちょっとづつ食べていきます。
食べ物に感謝して・・・・
結局2切れしか食べれませんでした(;´∀`)ごめんなさい
1切れはオーナーさんが味見されて、残りは明日泊まる予定の方に楽しんでもらうことにしましょう。
次は早なれ寿司食べたいな。八ツ房の早なれとか絶対美味い
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お昼にいただいた甘夏・・・・美味しいです・・・・
実は僕柑橘系が結構苦手です(;´∀`)酸っぱいのが苦手。
甘夏はちょっと酸っぱかったです。

走行距離:72.4km

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