飯旅、自転車旅: 旅98日目　千枚田　5月17日

道の駅赤神は日本海の側で風はとても強いのですが
扉付きの休憩所をお借りできたため問題なく寝ることが出来ました。
電気もセンサーライトで寝てる間は消えてたのが嬉しかった。

昨日作ったおにぎりを食べて出発しようとしたところ

乾かしてた靴のクリートのネジが1本なくなってることが発覚。
幸いにもサンダルもSPDだったので、1本拝借して使えるようにはなりましたがどこかでネジを調達せねば・・・

能登半島の建物はどうやら瓦が黒いのが特徴なようだ。

朝1番は峠越えから。なんとも嫌な感じの道(；´Д｀)

ヒーヒー言いながら峠を越えると綺麗な田園風景が広がってました。
そのまま田んぼの中を進むと輪島です。

輪島といえば漆器。漆器工房です。
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沈金の職人さんの作業風景。お若い職人さんでびっくりしましたが今は漆器職人の学校があるそうです。
ただ、入学生の多くは県外からで、卒業後も地元へ戻ってしまうので職人はあまり増えてないんだとか・・・

もうちょっと見たいところですがあんまりのんびりしてると今日行きたい場所に行けなくなるかもしれないので先を急ぎます。

とか言いながら気になる看板には勝てません。

この辺りはなにかおもしろい和菓子ないですか？と話しかけると

こんなのをもらってしまいました。唐板っていうお菓子らしいです。
小麦と砂糖ぐらいしか使ってないそうでとても素朴な味。
食感はカリカリに焼いたフランスパンみたいな感じ。個人的にはめっちゃ好きなタイプです。

若干きつい登り坂が続きますがこういい天気だとそう嫌な気分にもなりません。

能登半島の家の特徴はどうやら瓦が黒いことみたいです。
まもなく到着

千枚田！予備知識無しで来たのでこんなに狭いとは思わなかった・・・
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この狭さだともちろん機械は入れず、すべて人が田植えと稲刈りを行います。
純粋な農業としては今の時代はやってけないけど、その景観とブランドで続いてるって感じなのかな。田んぼのオーナー制度とかあるみたいだしね。

せっかくなので千枚田のおにぎり。味は塩むすび。
けっこう米粒はしっかりしてる感じでやや固めの炊き加減？甘さよりも香りのほうが良い米のように感じました
といっちょ前に半人前が感想を申しております(笑)
要は美味しかったです！

しばらく行くと塩の駅。輪島周辺は塩の生産も産業になってるみたいです。

後ろの塩田で天日干しと濾過を繰り返して海水の濃度を上げていき

ある程度の濃度になったら釜で炊いていきます。
奥が荒炊き用の釜で、手前が煮詰める釜。手前の釜しか縁に塩が着いていません。

できた塩は箱に入れて熟成させます。

すると染み出てくるのがにがりです。

いろいろ気になるものも有りましたが、塩饅頭だけ買って先を急ぎます。

2007年の震災で崩落して通行できなくなった曽々木隧道と

その脇にある手掘りのトンネル。

手掘りのトンネルは途中でふた手にわかれています。

右手はトンネルの下をくぐって奥へ進みます。

一番奥には不動明王さん。ちょっと怖いです(^_^;)

もう一方は手掘りのトンネル。その名も接吻トンネル((((；ﾟДﾟ))))

奥に進むと嫌な予感・・・

うん・・・そういうことね。ここでそれする写真撮りなさいってことね

ここから先は岩肌の険しい階段を進むようなので引き返すことにします。
それにしても由来はしらんけどけったいな名前のトンネルでした・・・
金沢で泊まったライダーハウスのオーナーさんに
能登の先っぽで美味しいサザエ丼が食べれるお店を紹介してもらってたのでむかってるのですが

素晴らしいほど戦意を削ぐ美しい風景＼(^o^)／

峠越えはほんと頂上までの距離表示が欲しいね。曲がっても曲がっても登りです。 IMGP1086

文句たれながらもなんとか峠越え！

さっそく目的の食堂へ！と思ったのですが探しても見当たらない・・・
ナビで見てもあるはずの場所にない・・・目の前の道の駅で聞いてみると
「ご主人が昨年暮れにお亡くなりになってから店を閉められました」そんな悲しいこと・・・(´；ω；｀)
別の店でもサザエ丼が食べれるみたいなのでそっちへ行ってみます。