2014年8月12日火曜日
旅180日目 八戸へ 8月7日
道の駅七戸。今日ももちろん朝から雨です(ヽ´ω`)
梅雨でもないのにこう雨が続くもんなんでしょうか・・・・
ただ場所がすごく良かったので雨はほとんどかからず助かりましたε-(´∀`*)ホッ
ここ数日で浸水してたテントも少しは乾いたかな。
朝ごはんは最近定番になってきた鯖缶の炊き込みご飯。
今朝はもっと簡単に済ませようかと思ってたのですがおとなりさんも居たのでお米炊いてみました。
今日もいい具合に炊けました!お焦げつくりつつ焦げ付かせない塩梅が体に馴染んできてますねw
山形県のチャリダー清水さんと三重県のライダー伊藤さんとほのぼの朝ごはん。
喜んでみてくれたみたいでなにより。お粗末さまでした
頑張ってテンション上げてみたのに写真ちょっとボケてたりいろいろ恥ずかしい図。
片付けが済んだら皆、雨の中を順々に旅立って行きます。
清水さんとは同じ八戸へ向かうということで出発直後だけ一緒に走ってましたが
雨と風が強まる中の国道4号線を重装備チャリと軽装チャリが同じスピードで走れるわけもなく・・・
それに僕は寄り道がメインですからね!早速4号線を逸れて清水さんとはお別れ
十和田市へやってきました
なんの神社だろう?とおもって鳥居をくぐったのですがどうやらここは神社じゃない!?
手前に建っているのは新渡戸稲造。その奥が祖父の傳(つとう)、さらに奥が父の七郎
さらに一番奥には祖父傳の墓があります。
ここ三本木原(現在の十和田市)は昔不毛の地と呼ばれていたのですが
それを新渡戸傳とその息子の七郎が水路をひいて開拓し作物が採れる地にしたそうです。
新渡戸稲造の名前はここで初めて採れた稲にちなんで付けられたそうです。(最初の名前は稲之助)
稲造は生まれは岩手ですし十和田市で特になにかしたというわけではないのですが
祖父と父と縁が深いこの地を第二の故郷のように思っていたとか。
そこで稲造はここに祖父と父の偉業を残すために新渡戸記念館を建てました。
祖父傳の死後、傳を慕っていた地元の人達が記念館と墓の入り口に鳥居を建てたので
神社でもないのに立派な鳥居が建ってたというわけです。
元旦には地元の方が傳の墓にお参りに来るそうでもう完全に神様みたいになっちゃってますねw
かつて不毛の地と呼ばれた場所も現在では広大な水田が広がっています。
気付けばもうお昼の時間なので十和田市のB級グルメを食べていきます
バラ焼き!タレに漬け込んだ牛肉と玉葱を鉄板で炒めたシンプルな料理です。
青森に牛肉が入ってきた時に食べ方に悩んでいると、朝鮮半島系の人が提案してできた料理だとか
じっくり炒めて火が通ったら頂きます!
・・・美味いのは美味いですがどっちかと言えば苦手かも。キムチとかが好きな人にはオススメできそうですが、僕がキムチとか韓国系の味付け苦手だからなぁ(;´Д`)
ちょっと雨も弱くなってきたし今のうちにいざ八戸へ!
おっどうやら八戸は工業の街っぽいです。
街に近づくにつれて大型トラックの数が増えて・・・これは止まってる余裕ない!
必死に工業地帯を漕いで抜けて八戸の市街地を目指しました。
市街地へやってきました。とりあえず情報収集のためにまちの駅へ!
せんべい汁を食べたいというといいお店を紹介していただけることに!
八戸の屋台が並ぶみろく横丁にある「わが家」さん
まちの駅の方が予め連絡してくれていたので迷ってたところを見つけて連れてきてくれました。
せんべい汁定食。
せんべい汁ってもっとあっさりしてると思ってましたが具だくさんで鶏の出汁が効いててて美味い!
ここ来るまでに南部せんべいは食べていたのですが汁に入れるとこんなに美味いとは思いませんでした。
定食の小鉢も八戸の食材で食用菊は酢醤油で、青森の鯖缶の煮物も美味い。
ごはんもおかわりさせていただいて、昼・・・じゃなくてとても満足なおやつになりました(*´∀`)
食べながら女将の貝吹さんは八戸のことについていろいろ教えてくれました。
三陸沖の地震の津波に襲われた八戸のこと。
街の中に転がるコンテナ、岸壁に刺さった船、堤防を越えて迫り来るその時の写真。
関西に住んでいると八戸は被災地っていうイメージがないですが津波の被害は小さくなかったそうです。
ただ、幸いにも津波が来るまで時間があり、工業地帯が防波堤になってくれたおかげで、八戸では死者が出ずに済み関西ではあまり報道されなかったんだとか。
八戸の郷土料理についてもいろいろ教えてくれました。
そばかっけという料理があるのですが冬しか材料が揃わないそう・・・
ところがたまたまお店に材料が少しだけ残ってました(゚∀゚)
お願いすると特別にそばかっけを用意してくれることになりました!
ありがとうございます!
準備に少し時間がかかるそうでそれまで八戸観光してきます。
はっち。八戸の情報発信と交流を目的とした施設です。
三社大祭の山車。今年は8月1日~4日までの開催だったので見れなかったのですが
青森はほんとお祭りが多いですね!なんかもうこれでもか!ってぐらいに人形がひしめきあってます。
これもハンドルがついてるので自走式なのかな?
イカ釣り漁船をイメージした展示
八戸の郷土料理たち
下段の右奥が今からたべるそばかっけ!
いちご煮食べてみたいけどうにをアワビを煮込むとかお値段が・・・(;´Д`)
三社大祭のミニ山車。ほんと派手ですね
えんぶり。2月に行われるお祭りで稲作の1年を舞で表現するんだとか。
南部せんべい!今の気持ちではせんべいは汁の中に突っ込みたい
八戸の特産、人口水晶。電子機器に使用されます。
この他にも金属に木材に製紙にと工業もなんでも有りな感じです。
三社大祭のお祭り風景を表した人形
八戸の国宝、合掌土偶。なんとも哀愁がただよってます。
これでもほんの一部ですがいや~ここ面白い!
こういう情報発信施設の中では一番面白いかも。綺麗なだけでなく見入ってしまいます。
獅子舞からくり時計。1時間に1回口をカチカチ鳴らすそうなので見に来ました。
八戸は獅子舞もあるそうです。どんだけお祭り好きなんだここの人達は(^_^;)
からくり時計を見終えて振り返ると、今朝別れたはずの清水さんが!?
あの後八戸を通って盛岡へ抜けようとしたそうなのですが、この悪天候でスリップ。その時にすぐ隣を大型トラックが抜けて行き、体も自転車も無事だったそうですが怖くなって八戸に引き返してきたところ僕の自転車を発見。そしてはっちで再会ということでした。
雨の中走って体も心も冷え切ってるっぽいので
清水さんも一緒にそばかっけを頼んでたわが家へ行くことにしました。
まだ食べてなかったということで清水さんはせんべい汁。
夜は屋台とは別のお店なので鍋で出てきて自分でせんべい割って煮込む仕様です!
そして僕はそばかっけ!
そばかっけとは蕎麦を麺ではなく三角形に切ったものを豆腐や野菜と煮込み味噌を付けて食べる料理です。
汁には味が付いていないので椀によそってにんにく味噌やねぎ味噌と混ぜていただきます。
締めは残った汁に味噌を溶いて。蕎麦つゆの味噌味って感じです。
ほんとに体があたたまる冬の料理でした。美味しかった(*´∀`)
最後に女将の貝吹さんと!ありがとうございました!ごちそうさま!
さてと・・・ご飯は済んだものの今晩の寝床がまだ確保できていません。
そろそろ日は沈みかけていますし雨も降っています。
いくつか近くの宿をあたってみたのですがほぼ満室or素泊まり5000円とかそんなレベル。
一人なら公園でも探して走って行くんだけどさすがに今日はしたくないな・・・・
地元のことは地元の人にということで最初に尋ねたまちの駅に相談してみました。
あーでもないこーでもないと探しまわってなんとか
素泊まり3500円の宿が確保できました!八戸のど真ん中でほんとよく空いてました。
自転車も建物の中に入れさせてもらえてこれで今日はなんとかゆっくり休めそうです。
走行距離:57.04km
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