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2014年10月28日火曜日
旅260日目 小田原攻め! 10月26日
倉庫の中でぐっすり寝坊中。
和菓子屋さんのお母さんが「遅いからもう出発したのかと思ってた」
と様子を見に来てくれました。
時計は朝の6時半。そう和菓子屋さんの朝は早いのです。
僕も普段テントで寝てる時は朝日で目が覚めるのでもう少し起きるの早いんですけど
建物の中だとやっぱりぐっすり眠れますね(*´∀`)
片付けをして出発の準備ができたら
開店準備で忙しい中集まってもらって記念撮影。
加藤さんありがとうございました!
適当に牛丼食べたら小笠原に向けて走り出します。
なにやら良さげな建物。でもまだまだ開館まで時間ありそうなので通り過ぎます。
太平洋を見つつ西へと走ります。海沿いだと朝もあまり冷えなくていいですね。
まもなく小田原に到着!
東海道の小田原宿なりわい交流館でお茶をいただきゆっくり休憩しながら小田原の情報集め。
こういうボランティアガイドさんが居る町っていいですね。
ちなみに今後のルートは相談の結果箱根超えになりそうです。
田代総本店。小田原名物のかまぼこ屋さんです。
店の中には一部屋だけですが小さなかまぼこ資料館があります。
手作りのかまぼこの作り方解説などもしてあったのでしばらく見てたのですが
どうやら昔ながらのかまぼこは魚肉と塩のみでねばりが出るそうでこれならもしや食えるのでは?
と思ったのですが店頭商品は全て卵白使用みたいで食べれませんでした・・・残念
しばらく走ってると今度は梅干し屋さん発見!
のぼりが上がってますが、小田原市内は街かど博物館っていうお店の中の小さな博物館を推奨してるみたいでなかなか面白いですね
ここは古い梅干しを展示中。
明治初年の梅干しもあります(゚д゚)!
時間が経つと味が濃縮され塩味がどんどん濃くなっていくみたいですね。白いのは全部塩だとか。
たくさん並べてありますが、古い梅干しはもうそれだけしかない貴重なものなので売り物ではないそうです。
ここでホトトギス巻きという恐ろしそうなものをGETしましたが、そのうちタイミング見つけてどうせなら旅人と遭遇した時にでも食べてみることにします(`ω´)グフフ
なにせ食べるとホトトギスの真似をしたくなるほど辛い郷土料理らしいですからね
そのお向かいには立派なお城が!
ここは小田原発祥の和菓子のういろうを作るお店で社長さんは25代目の外郎さんです。
元々外郎家は中国から博多、京都へと移り住んだ薬屋さんで、北条氏に招かれて5代目外郎氏が薬屋さんとして小田原にやってきました。
ではお菓子のういろうは何なのかというと、外郎家に伝わるもてなしのお菓子で売り物ではありませんでした。
室町時代から江戸時代まではずっと薬だけで商売していたのですが明治になりお菓子のういろうも売り始めたそうです。
ちなみにういろうと言えば名古屋や宮崎なども有名ですが、その理由は
5代目が小田原に移った時、弟は同じ薬屋として京都に残りました。しかしまもなく京都の治安が悪化し騒乱の中で弟は死去、仕える者が居なくなったういろうの製法を知る職人たちは各地に散らばりういろうが全国に広がるきっかけになったんだそうです。
一応どこのういろうもちゃんと本物のういろうですが、外郎家が作るういろうは小田原だけですよ!とお店の方は力説されていました。
天守閣のような建物の後ろにちょこんとある蔵が資料館になっており、希望すると中を見せてくれました。
薬屋の道具や薬が聞いて喜んだ市川團十郎が作った外郎売りの歌舞伎の資料などいろいろ展示してあります。
そしてこの天守閣のような建物ですが、5代目外郎氏がこの地に移った時からこのような建物だったそうで、その後も5代目の遺言として壊れてもこの形に建てなおして頑張って来たそうです。
そして肝心のういろう!
羊羹にはないあの弾力は米粉を使っているからだそうです。一番最初のういろうは黒糖だったらしいので黒糖味を購入です。またあとでゆっくり食べよう(*´∀`)
ちなみに現在も薬はちゃんと販売しています。
最近良く見かける湘南クッキーの自販機。ちょっとだけ味が気になります
小田原城
ダンボール製の甲冑。結構カッコイイな
城の中に入るとなにやら賑やかな場所が
見たことないアイドル達のイベント中でした。
歌ってるアイドル、握手会してるアイドル、写真撮影会してるアイドル、物販してるアイドル
複数グループが集まってるみたいであっちこっちアイドルだらけです。
アイドルの曲はあんまり得意ではないので野太い声援の中をかき分けてそそくさと退散します。
小田原攻めの陣構え図。天下統一目前の豊富秀吉VS北条氏の戦いですね。
そういえば黒田官兵衛はもう小田原攻め終わったのかな?
小田原城の中は勾配多し曲がり多しでホントに戦の城って感じですね。
天守閣。鉄筋コンクリの復元だし見るだけでいいかな
天守閣前にまた新たなアイドルが(゚д゚)!2ショット撮影会とかやってるっぽいです。
僕が疎いのか向こうがマイナーなのかそれすら分かりませんww
小田原場内を汽車が走ってるww
城内にある報徳二宮神社。
ここはあの二宮金次郎像で有名な二宮尊徳が祀られている神社です。
二宮金次郎は小田原で生まれ育ち
幕府のもとで「報徳仕法」という農村改革を推し進めて多くの農村の復興に尽力しました。
福島県の相馬市に行った時は「御仕法」と呼ばれていましたが二宮尊徳の教えをすごい大切にしてましたね。
お城を後にしてボランティアガイドさんおすすめの飯スポットへ
小田原港の市場。日曜とだけあってすごい車でどの店もだいたい行列中。
その中でたまたま一件だけ裏路地で空いてたので入ってみます。
アジのなめろう定食。1050円。
自家製の味噌と新鮮なアジを使ったなめろう美味いです(*´∀`)
ほんとは金目鯛とかオススメされてたんですが値段倍するので断念・・・・
腹ごしらえも済み、さあこれから箱根越えか?それともまだ小田原か?と思っていると
突然の雨。すぐに止みましたが雨雲を見ると完全に静岡側は降っています。
わざわざ雨雲めがけて箱根に突っ込んでくのもバカだし今日は止めとこう!
その代わりに空いた時間で小田原攻めの本陣、一夜城に行ってみることにします。
一夜城まであと2km。どえらい坂が始まりました。この舗装はアカンタイプの坂ですよね(;・∀・)
一夜城がある石垣山に参上した武将たち。堀秀政
登り坂の途中に読み物が設置されてるみたいです。これはいいな(;´∀`)
景色はいいんだけどな・・・調べてみると2kmで200m強登る道を走ってるみたいです。
平均勾配10%軽く超えてるやん(;・∀・)
伊達政宗。肖像画が独眼でないのはカッコつけたがりだからだそうww
アカン・・・足が回らない・・・でもなんとか乗って少しづつ漕いで登ります。
宇喜多秀家
徳川家康。
羽柴秀次
千利休。あれこの人武将だったけ?
淀殿。このひとも・・・いやあの太閤さんを尻に敷くぐらいだから武将以上かww
そして秀吉!
なんとか到着!久々に心臓フル回転させて登ったかも・・・疲れた。
一休みしたら一夜城の階段を登って行きましょうか
どうやらこの方向の左側が箱根らしい。明日はここを登っていくのか・・・
一夜城二の丸
一夜城本丸跡。
一夜城は林の中に骨組みと和紙で仮の城を作り、一晩で隠してた林を伐採することで一夜にして城が完成されたかのように見せたんだそうです。
昔読んだ教科書では船で資材を運び一夜にして建てたとか読んだ気がしたのでもっと低い場所かと思ったらこんな山の上だったんですね(^_^;)
そしてここからは
ピントがずれてますが小田原城がよく見えます。本陣にはバッチリな場所ですね。
一夜城の前にあるのは川島なお美の旦那さんのお店だそう。こんな山の上によくお店構えようと思ったなww
来るのもしんどかったですが帰りも今度は怖い(;´Д`)
超重量級の自転車にこの勾配、下りきるまでブレーキを握り続けなければ・・・!!
景色はいいんだけど手が・・・・
なんとか無事に下り終えたら今晩の寝床探しです。
小田原は公園少なめで道の駅もないからなぁ・・・どうしたものか。
日が暮れる寸前まで走り回ってなんとか寝れそうな場所を確保しました。
今回は線路沿い高架下なのでちゃんと寝れるかな(^_^;)
晩御飯は作っても良かったんだけど、デカ盛りダイニングって文字を見つけたからには食べないわけにはいきません。
肉野菜炒め定食820円
うーん、大盛り・・・かな。いい感じのサイズだけどもデカ盛りならもう少し欲しいな。
しかしそれよりもパチンコ屋にくっついてるのでお客さんが出入りする度に耳が潰れそうになる爆音が・・・
やっぱパチンコ屋の音は苦手だわ(;´Д`)
腹ごしらえも済んで野宿場所も見つかったのであとは銭湯に入ればもう完璧です!
中嶋湯は小田原最後の銭湯だそうです。入浴料が400円と安く中も綺麗で湯も良い温度。
こういう場所なくならないで続いて欲しいな・・・
走行距離:44.61km
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