飯旅、自転車旅: 旅286＋28日目　仁徳天皇陵を回るだけ　7月10日

今日は堺の知人の家に荷物を置かせてもらって自転車できになるところに行ってみることにしました。

仁徳天皇陵の前までやってきました。
1周3kmぐらいもあるんですね(ﾟдﾟ)！

天皇陵ということで管理は宮内庁がしているみたいです。

仁徳天皇陵の周りをしばらく走っていると自転車博物館に到着！

堺は古くから刃物や鉄砲が作られていた腕の確かな鍛冶職人多く居る町で
戦後に自転車の修理も多く請け負うようになり技術が発展
現在はSHIMANOなど世界に通用する自転車や部品が作られる自転車の町です。
ここはSHIMANOが出資している団体が運営している自転車の博物館です。

ドライジーネ
200年前に作られた自転車の祖と言われる乗り物です。
ペダルがついてないのですが、地面を足で蹴って30kmを2時間で走破した記録があるそうです。
昔の道でアベレージ15kmって結構すごいですよね(ﾟдﾟ)！
開発された当時は餌が要らない馬の代わりとして上流階級の間でちょっと流行ったみたいです。

200年前から今までの自転車の歴史がここに凝縮されています。
ペダルがついて、チェーンができて、シフターが開発され・・・ついつい見入ってしまいますね。

自転車で世界一周していた坂本達さんの自転車
SHIMANOが支援していたそうで旅終了後に自転車を展示用に寄付されたようです。
パッと見て分かる旅の記録が刻まれた自転車です。

簡単な自転車の仕組み解説。本当に簡単なものだけで完全子供向け
ん～せっかくSHIMANOならもうちょっといろいろ見せて欲しかったな～。

様々な年代の貴重な自転車がズラッと(ﾟдﾟ)！

自転車博物館は意外と小さかったですがなかなか楽しかったです。
普段自転車あまり乗らない人にとったら退屈かもしれないですけど(^_^;)

自転車博物館のすぐ目の前が仁徳天皇陵、日本最大の古墳です。
前方後円墳なので正面のここが四角い部分にあたるんですね。
でかすぎてただの山にしか見えんけど・・・・
暑い中黄色いシャツを着た地元のボランティアガイドさんが写真撮ってくれました。

上から見るとこんな形なんですね
下から見るだけではとてもこんな形には想像できません。
上から見下ろすことができない時代にこんなもの作れるってすごいな～

たまたま目の前を通った原付。そのまま仁徳天皇陵の堀の林の中へと消えていきました。
よくみるとナンバーが赤文字で公の文字。乗っていたのは宮内庁の職員さんだそうで
堀の中に通してある道を原付で定期的に見回りしてるんだそうです。

ボランティアのおじさんにおすすめされて堺市博物館へ

たまたま団体さんとバッティングしてしまいちょっと見辛いな～と思いつつ見学。
10分後にシアターが始まるらしいのでそれまで展示物をサーッと見てみよう

最初は古墳に関する展示がメイン。
これは仁徳天皇陵の石棺のレプリカ、聞くと石棺の石は加古川から持って来られたものを使われていた可能性が高いんだそうです(ﾟдﾟ)！
地元情報が入るとちょっと見入ってしまいます（笑）

そして堺の歴史
平安時代に日宋貿易の拠点として栄えた神戸の機能が、いつしか堺へと移り
安土桃山時代には東洋のベニスと呼ばれるほどの貿易拠点になっていました。

堺では古墳を作る時代から鍛鉄技術が伝えられており
物の行き交いが多くなるにつれてその技術もますます向上していきました。

鉄砲が日本に伝わるとその鍛鉄技術の高さに目をつけられて
堺は日本の鉄砲の一大生産地へとなっていきました。

武器を作るということは重宝されるだけではなく、恨みを買うことも当然あるわけで
大阪夏の陣のときに徳川側に武器を提供したということで堺の町は豊臣方の家臣に焼かれてしまいました。
その時に堺の商人や職人が逃げていった先の一つが僕が住む小野や三木で現在は刃物の町となっています。

そんな繋がりがあるからか、資料を眺めるのもいちいち面白い
10分後のシアター見るはずがとっくに時間過ぎて展示にのめり込んでしまっていました（笑）

展示の片隅で見つけたそろばんストラップ。
小野市のそろばんも堺から伝わった可能性があるそうです(ﾟдﾟ)！

結局次のシアターの時間ギリギリまで時間をゆっくり眺めてしまいました。
堺市博物館面白かったな～

今日は博物館が面白くて時間を使いすぎてしまったのでもう気づけば4時前
昼飯食べるのも忘れてた（笑）
泊めてもらってる家に帰りましょう。