2015年7月31日金曜日
旅286+47日目 大歩危小歩危 7月29日
この公園では夜になると芝生への散水が始まるのですが、ここは芝生の外で木の影
すっかり安心して寝ていました・・・・
ザーッ・・・・・・洗濯物(;・∀・)
カラッと乾くはずの洗濯物がびしょ濡れです。・゚・(ノ∀`)・゚・。
こんなとこまで水が届くなんて完全に散水能力を見誤ってしまいました
散水避難のときにうっかりナンバープレートを破損してしまい浸水・・・
最後の予備の出番!米屋見習いマークをつけてない予備だったので気が向いたらいろいろ書いてみるかもしれません。
濡れてしまった洗濯物を乾かしながらの朝ごはん。
西条の鬼板。ほんのり生姜が効いてますがかたやきやかたパンと同系統ですね。
でもやはり固さだけ見れば伊賀上野のかたやきが圧勝です・・・!!
しばらくするとみんな集まってきたのでゆっくりとラジオ体操
そうしてるうちにだいぶ洗濯物も乾いてきましたかね?
だいたいで妥協して出発準備です。
出発する前にアキラさんがだしてくれた焼きたてスコーン
「バターが入ってないほうが好きなんだ」と甘酒入のスコーンです。
これはほんまに美味しい(゚д゚)!いいなこれ。ごちそうさまでした!
ももやま茶屋は四国のどまんなかこの辺りにあるので皆さんぜひ!
さてと今からは徳島の内陸へと走っていきます。目指すは大歩危!
じわじわと登っていきます
登りはまだそうでもないのですが
30度を軽く超える気温とアスファルトからの照り返しがどんどん体力を奪っていきます
汗が止まらん(;´∀`)
なんとか無事に峠を越えて徳島県へ!ここからはしばらく下りです。
フクスケってなんの会社だろ?
途中見つけたお店に寄り道
祖谷蕎麦とあめごの姿寿司
祖谷蕎麦は手打ち麺でコシがなく、太く、短い。ほんとうに田舎蕎麦といった感じ。
もうちょっと麺が長くてもな~というほどブツブツです。
東北の南部辺りで食べたそば料理を思い出すような食感。
あめごの姿寿司。赤い斑点が特徴のあめごがそのまま乗っています。
癖もなく食べやすいな。
あゆの姿寿司もあり鮎は6~10月の期間限定、あめごは通年だそうです。
鮎と違ってあめごはこの辺りで養殖されているそうなので安定的に手に入るんだとか
吉野川を上流に向かって走っているとだんだんと景色が変わってきました。
あんな山肌に家が・・・・!!すごいとこに住みますね
なんとなく気になった吊り橋
景色はすごくいいんですが
足が震える((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル これはあかんやつだ
小歩危。ぼけとはその字の通り歩くのが危険だったり難しい難所の意味だそうです。
また吊り橋
今度は木造です。
一切の責任を負いませんの文字に一歩も足が出ませんでした(;´∀`)チキンですいません
大歩危。もうちょっといいロケーションのところにこういうのは作ってくれないかな(;・∀・)
ちょうど川下りの舟が走っているところ。
四国は南のほうにあった島が太平洋プレートが動いて日本にぶつかりできたのですが
ちょうどこの大歩危小歩危がそのプレートの境です。
プレート境で圧力がかかった地層が露出し間近に見ることができるのがこの大歩危小歩危です。
国道沿いは広めの歩道が通してあるのでゆっくり眺めながら走ることができます。
結構快適
道の駅大歩危
うん・・・過去にいろいろあったんだろうね。
基本的に僕は道の駅で野宿したくない派でさらに今日は宿とってあるので困らないですが
道の駅頼りに大歩危まで自転車で来てしまったら完全に路頭に迷うだろうな。
道の駅内の妖怪屋敷と石の博物館。
四国は日本でも有数の妖怪伝説が残る場所だそうで、こなき爺も大歩危の妖怪です。
祖谷の周辺は屋島の戦いで負けた平家の落ち武者やこの辺りの国境を守る武士たちが住んでいました。
すぐそこがいつ命を落としてもおかしくない難所が続く過酷な環境の中で生きていくために
子どもたちへの教訓として妖怪の話が伝わっていきました。
妖怪が出るので危険な場所には近づくな、暗くなると妖怪が出るぞ(こなき爺、鬼婆、大入道)
悪い奴、厚かましい旅人、綺麗な人、うまい話をする奴には気をつけろ(マド、化け狸)
おかずが少ないと文句を言うと妖怪が襲いに来るぞ(ヤギョウさん)
じっくりと一つ一つの妖怪を見ていきましたが過酷な環境で生き抜くための教科書になっていました。
たまにこれは確実におかんが子供脅すために考えたとしか思えないものもあったりで面白い(笑)
妖怪屋敷の中の妖怪はどれも手作り感あふれる妖怪だらけで
眺めているだけでもほっこりする良いお化け屋敷でしたね。
(お化け屋敷的なものはほんのすこしで大半は妖怪の人形と解説です)
歩危マート。
朝早くから夜遅くまで毎日大歩危の人たちの食事を支えるフレンドリーなスーパーです。
歩危あげ。見たこともないようなびっくりするぐらい大きな揚げです。
※これで揚げの5分の1ぐらいの大きさ
中サクサクでこれは美味しいな(*´∀`)
そろそろ良い時間になってきたので今日泊まる宿へ向かいたいと思います。
山道を進んでいきます。3kmほどちょっと坂道かな~と思ってたのですが
結構キツイ(;´∀`)なかなか坂道が終わりません。
だいぶ・・・登ってきました・・・・!!
しかし宿はこの下。
別の場所ですがこんな感じに山肌に建てられている集落の一番しただそうです(;・∀・)マジか
下るだけなのですが荷物満載だとブレーキを握る力も必要になってきます。
一番したまで下る頃には指が使い物にならないぐらいプルプル震えてました
そして本日の宿、空音遊(くうねるあそぶ)に到着。
ここは実は一泊2食付きで8800円もします。普段なら旅中は選択肢にまずならない宿です。
大歩危に向かうにあたり、どこかゲストハウスに泊まろうかな~と
そんなときに見つけたのが空音遊でした。
料理は地元の食材を使い卵も乳製品も使用していない旅人の宿
以前高いコースを頼まずに後悔したまいまい亭のことがふと頭をよぎりました。
一昨日雨の中1日じっくり悩んでから予約の電話を入れました。
後から知ったのですが、今朝までお世話になってたアキラさんが半年お世話になってた場所だったそうです。
到着してからまずは汗を流すために温泉へ
先ほど苦労して走ってきた道をあっという間に登って到着。車ってやっぱり便利・・・!!
晩御飯はチャリダー仕様をいうことで大盛りで
炊き込みご飯、祖谷豆腐(紐で縛れるほど固い豆腐)の煮物や半田そうめんグリーンカレースープなどいろいろ
みんな卵も乳製品もさらに動物性のものを全く使っていないということで安心して食べることができます。
豆腐のマヨネーズの作り方はマスターしたいな。めっちゃ美味かった。
デザートは豆乳とココナッツミルク?のタルトと桃。
こういうものはあんまり食べる機会は少ないですがほんとに完成度が高いです(゚д゚)!
ごちそうさまでしたm(_ _)m
家に帰ったらなかなか怠けてしまって料理しないんですが
しっかりなんでも作れるぐらいにはまた勉強したいですね。
食後は今後のルートについて相談に乗ってもらって
大歩危から深入りはやめとこうかと思ってたんですが、かずら橋まで走っていくことになりました。
その手前にきつめの峠越えが待ってますがなんとか頑張ります・・・・!!
走行距離:
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