2015年6月29日月曜日

旅286+14日目 熊野本宮大社 6月26日

IMGP7691
朝起きると外は雨が降り続いていました。
予報どおり今日は1日強い雨が降り続くようです。
やっぱり今日は自転車乗るのは無理そうだな

IMGP7690
500円でお願いしていた朝ごはん。
基本的に安い民宿は仕事の人の長期滞在用が多いのでご飯もお代わり自由が基本です。
なので朝から腹いっぱい!ご飯作ってくれるおばちゃんも佃煮追加してくれたり嬉しい限りです。
IMGP7693
今日は自転車はこんな状態IMGP7694
ですがこのまま民宿に1日こもってるつもりもないので行って来ます
IMGP7696
さっそくのバス。やっぱり雨の日は公共の交通機関に限りますね~IMGP7698
熊野川。むかしはこの川を舟で移動するのが熊野古道の参拝ルートだったみたいです。
IMGP7706IMGP7710IMGP7718
こんな道バスでよく走れるなと思うような山道をくねくねと抜けて
新宮からバスに揺られること1時間
IMGP7719
熊野本宮大社に到着!
途中、熊野本宮というバス停で降りようとして運転手さんに止められましたが
正しいバス停は本宮大社前です。観光客の9割が間違えるそうです(笑)
IMGP7720
雨の降る中参道を歩いていきます。
IMGP7723
僕も毎年の初詣は地元の熊野神社です。IMGP7727
昔の熊野本宮大社は熊野川沿いにあったのですが、
明治の大水害で多くが流されてしまい、現在の山の上へと移築されたそうです。
IMGP7729
どこかで見たことあるようなフレーズ。でもここは熊野本宮大社です(笑)IMGP7730IMGP7734
熊野本宮大社。
左から5つの社が並んでおり順に参拝します。IMGP7738
熊野では三本足のカラス八咫烏が神の使者とされています。
未知の地への案内役とされており、天皇が熊野で迷われたときも八咫烏が導いたそうです。IMGP7736
おそらくそういった意味からゴールへと確実にボールを届けるという意味で明治時代から
日本のサッカーのシンボルは八咫烏になっているそうです。
大きなユニフォームは以前のブラジルワールドカップの時に納められたものなんだそう。

IMGP7739

気をつけながら強い雨の降る石段を降りていきます。
IMGP7740
下に降りると熊野本宮大社の瑞鳳殿という休憩所や神事に使われる新しい建物が建っています。
不思議な形になっている理由は災害に備えてのものだそうですIMGP7742
4年前、東日本大震災の陰であまり大きく取り上げられませんでしたが
台風による水害が発生し、多くの家が沈んだりしたそうです。
IMGP7743
向かいにある熊野本宮の世界遺産センター
この建物も沈んだそうで建物の基礎を3m嵩上げし次の水害に備えていました。

世界遺産センターの中は熊野本宮大社だけでなく熊野古道全体の資料の展示になっています。
今まで熊野本宮大社が一番上でその下に他の熊野神社だと思ってましたが
熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社の熊野三山とその参拝道の熊野古道
が全て揃って初めて熊野信仰の礎になっているんですね。
・・・・・熊野那智大社だけ行ってないorz
また機会があったらゆっくり来てみよう。
あと面白いのが熊野古道に残るいろんな伝説
一昨日見た橋杭岩の天邪鬼の他に蜘蛛女、小豆洗いなど有名な妖怪達の伝説が
この熊野古道を主とした紀伊半島に残っているそうです。
いいなぁ妖怪の話好きなのでまたじっくり読んでみたい。


IMGP7747
止まぬ雨。足はサンダル、雨に濡れ続けて足の皮がふやけ始めています。
IMGP7748
大斎原(明治以前の流される前の熊野本宮大社があった場所)
この大鳥居は平成に入ってから建てられたものだそうで、元々こんな大きなものはなかったそうです。

日本が荒れ果てていることを嘆いてスサノオノミコトが木を植えられた場所
木の国=紀の国 ということで熊野信仰の原点に戻り自然を大切にする心を持ってほしいとのことです。なるほど
IMGP7751
大鳥居には金に輝く八咫烏が

鳥居をくぐった先は元本宮大社跡なので基礎だけがのこった遺跡のようになっていました。
IMGP7758
うん。もう撮っちゃったけど。あんなにでかいの撮るなという方が無茶ですよ。
世界遺産ですしある程度の規制は分かるんですが、ここまデカデカと警告すると
観光的に逆にダメージ受ける気がするんですけどね(^_^;)なにより景観的にとても悪いです。

IMGP7760
雨がさらに強くなってきました。
バス止まったりせえへんよな(^_^;)IMGP7765
とりあえず体を中から温めたかったので
IMGP7764
うどんとめはり寿司のセット。
めはりは今晩も食べる予定なので説明とりあえずカット(笑)
両方暖かくて助かりましたε-(´∀`*)ホッ冷えた体が温まります。

あとこの辺りで見るものと言えばそれこそ本格的に熊野古道の中に入っていくことになりそうな予感
さすがにこの雨では厳しいですし、そろそろ新宮に帰りますか・・・

と、その前にボランティアのガイドさんに教えてもらった温泉に浸かってから帰ることにします。

一度バスできた道をまたバスに揺られて戻るとIMGP7766
湯の峰温泉
平安時代から体の悪いところを治すと伝えられている由緒ある温泉です。IMGP7767
川からも湯気と硫黄の香りが漂ってきます。IMGP7776
源泉100%のお風呂とオススメされた薬湯に入ります。IMGP7772
ちょうど貸し切り。浴室内は石鹸の使用が禁止なのでかけ湯してそのままIN
熱いと聞いてましたがこの雨のおかげで湯温が少し下がって良い温度です。
ちょっとぬめりがあるお湯みたいです。
帰りのバスが来るまで1時間ゆっくり浸かっていきましょう。

再びバスに揺られて1時間。新宮に戻ってきました。
しかしバス代高いですね(;´∀`)片道1500円ぐらい持っていかれるとは

買い物したいものもあるので雨の新宮をしばらく散策します。IMGP7785
神倉神社。世界遺産の中に含まれる神社で
IMGP7787
本堂は500段以上の石段を登ったこの先・・・・この雨の中登るのは自殺行為ですね
いやー登れなくて残念だなーε-(´∀`*)ホッIMGP7783
ちなみに本堂はこれ(゚д゚)!
熊野の僧の修験道になっている場所だそうです。
これはほんまにあかんやつや・・・


IMGP7792
晩御飯はめはりやというお店で
IMGP7793
めはり寿司セット。
名前の由来は食べるときに目を見張るほど口を大きくあけて頬張るからだそう。
竹の葉に包んで山に持っていくお弁当として昔から食べられていたそうです。

このめはり寿司、寿司とついていますが中は白いごはんです。
熱々の白いご飯をにぎり、タレに漬け込んだ高菜の葉で包むとめはり寿司になります。
作り方だけ聞くと完全におにぎりですね(笑)
ならなぜ酢飯でもないのに寿司と呼ぶかと言うと
普段食べる酢飯の江戸前寿司ができたのが江戸時代、めはり寿司はそれよりももっと古い奈良時代以前から食べられてきたものだそうです。
つまり酢飯≠寿司、なれずしのことも考えると、ご飯をより日持ちさせるようにしたのが寿司ということなんでしょうか?
※wikipediaの寿司項目に記述がなかったため独自解釈


あと遅くなりましたがめはり寿司セットの豚汁美味い(笑)
めはり寿司も4つでご飯1合以上あるので結構お腹膨れてくれますね。
ごちそうさまでした!

今日も民宿高砂さんで2泊目。
明日は晴れて動けるようになるといいんですが・・・・
走行距離:0km
歩いた距離:分からんけどめっちゃ

0 件のコメント:

コメントを投稿